2018年1月5日金曜日

スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」

何度も観ても素晴らしい映画だ。
人類がまだ月に降り立ってもいず、男子100メートルでようやく10秒を切った1968年の作品。
当時の映像制作技術に思いを馳せる。
コンピュータ・グラフィックス技術はあったかもしれないが、実用的なレベルであったかどうか。ひとつひとつの未来がことごとく手づくりされている。
今から半世紀前、想像力はクラフトワークでカタチになっていたことがわかる。
未知の宇宙の映像にR.シュトラウスをはじめとしたクラシックの名曲を響かせる。
いつまでたっても新しい稀有な映像作品である。

2018年1月4日木曜日

新海誠「君の名は」

年末年始はテレビでいい映画を観ることができる。
大晦日は朝からNHKBSで黒澤明監督の映画を立て続けに放映した。
正月の煮物をつくりながら観たかったけれど、片手間に観るような映画ではない。
元日もBSでは「合葬」「ジョーズ」「ニューシネマパラダイス」「タイタニック」と目白押しだった。
落ち着いてテレビで映画を観たのは3日に放映された「君の名は」である。地上波初放送とのことだった。
四谷の須賀神社の参道や信濃町駅前の歩道橋など見慣れた風景もアニメーションになると新鮮に見える。
背景が少しリアル過ぎるかと思ったけれど、それはそれでわるくない。