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2025年2月24日月曜日

フィリップ・カウフマン「ライトスタッフ オリジナル版」

「ライトスタッフ」は好きな映画でテレビで放映されていたのを録画したのが最初である。
3時間20分録画できるベータのテープに何とか収まったという憶えがある。
DVDプレーヤーを買ったとき、1枚もソフトを持っていなかった。はじめて買ったDVDは「ライトスタッフ」だった。
テレビでオリジナル版が放映されていた。どこがオリジナルなのかわからなかったが、ついつい見てしまった。
昔のように夢中になって見たわけではないが、夢中になって見ていた頃をちょっとだけ思い出した。

2023年1月3日火曜日

アーサー・ヒラー「夢を生きた男/ザ・ベーブ」

去年はヤクルトスワローズの村上宗隆がシーズン56本塁打をマークし、メジャーリーグでは大谷翔平が規定投球回数と規定打席数をクリアして、投手として15勝、打者として160安打、34本塁打を記録した。ともに規格外の選手で規格外の活躍だった。
大谷といえば、ベーブ・ルースと比較されることが多い。そもそもが投打両方で活躍した選手がいないからだ。
昨年録りためた映画をまとめて観るのが正月の暇つぶしになっている。
この映画でベーブ・ルースはホームラン打者としてだけでなく、投手としても登場する。
元祖二刀流を描いた貴重な作品だ。

2022年10月5日水曜日

デニス・ホッパー「イージー・ライダー」

録りためておいたハードディスクからこの映画を見つける。
カリフォルニアからニューオーリンズをめざして旅に出るキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)。
大学生の頃、オートバイの免許を取って旅してみたいと思っていたことを思い出す。
それにしてもアメリカは広い。道はどこまでも続き、さまざまな人々を受け容れ、自由と保守といった思想の幅も広大だ。
自由が台頭し、迫害されはじめていた時代でもある。
同じ時代に生きて観ていたら、また違った感想を持っただろうが、同時代に生きて、観なかったことに少しだけ救われるような複雑な映画だった。

2022年4月30日土曜日

ハル・アシュビー「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」

1983年公開のローリングストーンズドキュメンタリームービー。
81年のツアーをベースに製作されているので83年リリースのアルバム「アンダーカバー」に収録された楽曲はない。
当時の新曲は「スタート・ミー・アップ」(同名でアルバムタイトルになっている)、「友を待つ」である。
選曲が渋い。
玄人好みの印象を受ける。
ひさしぶりにストーンズを堪能した。

2022年1月26日水曜日

フレッド・M・ウィルコックス「禁断の惑星」

1956年に公開されたSF映画。
2200年には宇宙への移民がはじまっていた。
消息を絶った移民団の捜索に出かける宇宙船(空飛ぶ円盤)がたどり着いたのはアルテア4という惑星。
その星には地球よりも多くの酸素があった。
かつて住んでいた先住民族が高度な科学技術を駆使して、莫大なエネルギーを生成する設備を持っていた。
このエネルギーの源が原子力であるとすれば、化石燃料を燃やし続けた地球より空気はきれいなはずだ(2200年にはおそらく温室効果ガスも排出されてはいないだろうが)。
ずっとこの星に住んでいる博士の片腕ともいうべきロボット(ロビー)がすぐれている。
見た目はブリキのおもちゃのようだが(というかこのロボットをモデルに多くのおもちゃがつくられたのかもしれない)、既存の物質を分析し、再生することができる。
こんな都合のいいロボットは他に類を見ない。

2022年1月3日月曜日

マイケル・アンダーソン「八十日間世界一周」

正月は特にすることもなく、箱根駅伝やラグビー大学選手権などを見て過ごす。
駅伝は長いことサッポロビールがスポンサーになっている。妻夫木聡が多彩なゲストを訪ねてインタビューするCMになっている。
B.G.M.には聴きおぼえがある。
ヴィクター・ヤングが作曲したArround The World、1957年に公開された「八十日間世界一周」のテーマ音楽である。
昨年だったかテレビで放映されたときに録画しておいた。
CMになるたびにせっかく録画した映画を見なくてはという気分になったので駅伝終了後に観た。
19世紀、人間は高度な移動手段を手に入れていた。

2021年9月23日木曜日

ジョン・ギラーミン「タワーリング・インフェルノ」

休日、NHKBSで「タワーリング・インフェルノ」を観る。
パニック映画の嚆矢と言われるこの映画。製作は「ポセイドン・アドベンチャー」のアーヴィン・アレンである。
超高層ビルの火災。鎮火するまでの間にさまざまな人生ドラマが挿入される。分厚い作品に仕上がっている。
屋上の貯水タンクに水が入っててほんとうによかった。

2021年9月18日土曜日

フィル・アルデン・ロビンソン「フィールド・オブ・ドリームス」

オリンピック、パラリンピックはそれなりに盛り上がりを見せたけれど、今年スポーツ界を振り返る上で(まだ終わったわけではないけれど)最大の功労者は間違いなく、アナハイムエンジェルスの大谷翔平である。
ホームラン王のタイトルを獲れるかどうか微妙になってはいるけれど、秋になってもワクワクが止まらない。
この映画はずいぶん以前に観たが、大谷の活躍に刺激を受け、もういちど観たいと思っていた。
折しも先月BSで放映されたので録画しておいた。
少年たちが野球の夢を追いかける国に生まれてよかったと思う。

2021年2月15日月曜日

ケニー・オルテガ「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

先日、BSで見るともなく見てしまったマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー。
ロンドンを皮切りに、世界をコンサートしてまわる予定だったという。
そしてそのロンドン公演の直前にマイケルは帰らぬ人となる。
ライブ映画ではない、ただのリハーサル映像である。
それでも2時間近く堪能できてしまうのが、さすがキング・オブ・ポップである。

2021年1月4日月曜日

ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ「ウエスト・サイド物語」

アメリカは歴史にめぐまれない国ではあるけれど、こうしたミュージカル映画などを観ると着実に伝統を創造してきたことがわかる。
この映画から、新たな映画やエンターテインメントが誕生していった。
時間軸のなさをスケール感で補っているようにも思う。
それにしてもこの映画の舞台となった時代の青少年たちはろくでもない縄張り争いや抗争をくりかえしていたようだ。
もちろんその背後に自由主義経済、移民、貧困といった問題が浮かび上がってくる。
1961年といえば、ジョン・F・ケネディが大統領に就任した年であり、それ以降、ベトナムに対するアメリカの軍事介入が強まる。
この映画で描かれている社会問題がベトナム戦争の拡大に結びついているのではないかという考えは少し穿ちすぎかもしれないが、ここに登場する若者たちの多くが戦場に送り出されたことは(たぶん)たしかなことだと思う。


2020年12月26日土曜日

ジョージ・ルーカス「アメリカン・グラフィティ」

以前、『罪と罰』を読んだことがない作家たちがどんな話なのかを議論する(そして少しづつ読んでいく)本があり、とてもおもしろく読ませてもらった。
題名は知っているけれど、どんな映画かわからない作品が僕の場合、多い。
この作品もそのひとつだ。
要するに、これは「スタンド・バイ・ミー」の青春版なのだと気づく。
そうじゃない。
「スタンド・バイ・ミー」がこの映画の少年版なのだ。
「ララランド」を先に観て、「巴里のアメリカ人」を後で観た。
それと似た感覚。
60年代のアメリカはどれだけガソリンを燃やしていたのだろう。
2050年に見直したら、自動車が蒸気機関車に見えるかもしれない。

2020年10月10日土曜日

スティーヴン・スピルバーグ「E.T.」

観ていないのに観たつもりになっている映画は多い。

この映画はテレビで放映されて、何度か観はじめて、何度も途中でやめてしまっている。途中から観て、最後だけ観た記憶もある。通して観たことがなかった。

最初から最後まで通しで観て、何度か既視感に襲われながら、結果としていい映画だと再認識する。2時間ほどの映画ではあるが、シリーズ化されてもよかったと思う。

2020年8月24日月曜日

クリント・イーストウッド「ハドソン川の奇跡」

トム・ハンクスの映画には実話を題材にしたものが多い。「アポロ13」、「プライベート・アイアン」など。この映画も2009年に実際起った不時着事故がベースとなっている。

ただ「アポロ13」のように生還までのドラマを追う話ではなく、事故後の検証を舞台にしているところがなかなかおもしろい。

監督はクリント・イーストウッド。著名な俳優でもあった人だが、なにぶん映画は不勉強なもので彼の出演した映画も監督した作品もほぼ観ていない。

それにしてもいいシナリオだった。

2020年8月16日日曜日

フランクリン・J・シャフナー「猿の惑星」

先日、南房総に墓参りに行ってきた。

幼少の頃は夏休みになると祖父が迎えに来てくれて、姉と3人、両国駅から列車に乗って行ったものだが、アクアラインができて以降、房総、とりわけ内房の旅はモータリゼーションが急速に進んだ。往きも帰りも高速バスである。気がつけば、僕たちを連れに来た祖父の年齢になっている。

往復のバスのなかで村上春樹の『一人称単数』を読んだ。

人間のことばをしゃべる猿が登場する短編がある。だからというわけではないけれど、猿のことばをしゃべる人間が登場する映画を観た。

 1968年、50年以上前の作品。

子どもの頃は、学校でもちょっとした話題になった映画だった。なにせ猿の方が人間より進化しているなんて、それだけでもじゅうぶんおもしろい。

2020年7月23日木曜日

フランク・ダラボン「グリーンマイル」

以前、NHKBSで放映されていたとき、途中から観た。
次は絶対最初から観るんだと決めていた。
原作はスティーブン・キング。
ホラー的な雰囲気もあるが、ファンタジー。
もういちど観たくなる映画である。

2020年7月14日火曜日

ウッディ・アレン「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

コロナウイルス感染拡大はまだ収束には遠い。
ひさしぶりに来た映画館は、ひとつおき、一列おきに座席が指定されていた。
平日の昼間だから、さほど多くの客がいるわけではない。
ウッディ・アレンの新作は、いつものように(といっていつもそうだかどうかわからないけれど)おしゃれなドタバタ劇だった。
いったいラストはどうなってしまうんだろう、そんな心配をしながら観ていた。

2020年6月20日土曜日

ジョン・スタージェス「老人と海」

ヘミングウェイの『老人と海』を読んだとき、思い出したのは、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』だ。
ずいぶんひさしぶりにこの映画を観たけれど、どうしたわけか相米慎二「魚影の群れ」を思い出した。
サメが登場する場面の音楽は、昔からこういう曲なんだなと思った。

2020年6月3日水曜日

アルフレッド・ヒッチコック「サイコ」

観たつもりでいてちゃんと観てなかった映画のひとつ。
ずいぶん昔に五反田駅に近い川沿いの映画館で観たつもりだった。
たしか「レベッカ」と二本立てだったような気がしているが、人の記憶はあてにならない。
睡魔に襲われたのかもしれない。
こうして観てみると、やはりホラーサスペンス映画だ。
音楽が素晴らしい。
ヒッチコックの映画だから当然彼も出演しているはずだろうが、気が付かなかった。

2020年5月29日金曜日

サム・ペキンパー「昼下がりの決斗」

主役は元保安官のジャッドだと思うけれど、「スティング」のように主役が複数という映画はよくある。
最後に生き残るのはどっちだろうなどと余計なことを考えてしまう。
西部劇というと乾いた質感、彩度の低い映像を思いうかべるが、色鮮やかな映画だった。
さすがアメリカのシネレンズと思った(機材のことまではわからないけど)。

2020年5月20日水曜日

チャールズ・チャップリン「独裁者」

NHKBSでまたしてもチャップリン。
1940年公開という。
微妙な時期に微妙な映画をつくったものだと思う。
他の作品(もちろんすべてを観たわけではないが)とくらべても、ツッコミが浅い。
チャップリンが何を訴えたかったのか、世の中に何を残したかったのかがよくわからなかった。