ラベル 1930年代 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 1930年代 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年5月1日金曜日

ルネ・クレール「巴里の屋根の下」

パリを舞台にした映画は数知れない。
手狭なアパートメントの前で歌を歌っていたジーン・ケリーを思い出す。
パリに行ったことはない。
きっとこんな街並みがあるんだろうなと思いながら観た。

2020年4月17日金曜日

チャールズ・チャップリン「街の灯」

このところチャップリンの映画ばかり観ているのは、毎週NHKBSで放映されているからだ。
古い映画には古い映画のよさがある。
場面展開はめまぐるしいものの、ストーリーはいたってシンプル。
心に残るつくりになっている。
ラストはこれでよかったのか、そうじゃない終わり方もおそらくあっただろうけれど、救われた気がした。

2020年4月1日水曜日

チャールズ・チャップリン「モダン・タイムス」

志村けんが新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなった。
そのニュースと呼応するようにBSプレミアムでこの映画が放映された。
歴史に残る名画であるが、なんといっても美術が素晴らしい。
喜劇の舞台であるにもかかわらず、それぞれのセットが文明を冷笑し、非人間的な時代を批判している。
舞台装置がしっかりしていることは、すぐれた喜劇に欠かせない要素だ。
「8時だョ!全員集合」を思い出してしまった。

2019年4月17日水曜日

フランク・キャプラ「或る夜の出来事」

クラーク・ゲーブルがいかす新聞記者として大金持ちの令嬢とかかわる。
「ローマの休日」のケーリー・グラントと似た立ち位置。
クラーク・ゲーブルは「風と共に去りぬ」でおなじみのスターだが、あまり映画を観ない者からするとグレゴリー・ペックもジェームス・スチュアートもみな同じに見える。
アメリカ人が日本の古い映画を観たら、森繁久彌もフランキー堺も千秋実も渥美清もきっと同じ人に見えるに違いない。
1934年、母の生まれた年の映画だ。
アメリカにはこんなに昔からおもしろい映画があったんだなと思う。

2016年10月12日水曜日

豊田四郎「泣蟲小僧」

林芙美子の初期の作品である「泣蟲小僧」が映画化されていた。
昭和9年に発表され、13年に映画が公開されている。作者が世に広く知られるようになったことがうかがえる。
原作は少し間の抜けた少年が姉妹の間をたらい回しにされる話だが、フィルムを観る限り、しっかりしたいい子役だ。
その啓吉が赤の他人である尺八のおじさんの寄宿先でひと晩過ごした翌日、物干しの上で箱根の山を歌う。すぐそばの高架線を三両編成の電車が走っている。いい風景だ。
貧しさを明るく笑って生きていく林芙美子の世界はこんな昔からちゃんと描かれていたんだなと思う。

2013年5月20日月曜日

五所平之助「マダムと女房」


天気がよければ神宮に明治対慶應の3回戦を観に行くつもりでいたが、あいにくの雨で中止。ここで明治が負ければ、優勝は直接対決を待たずに法政に決まるという局面だ。13時からBSプレミアムで山田洋次監督が選んだ日本の名作100本の再放送があるというので観てみた。
1931(昭和6)年製作、日本初の本格的トーキーであるという。渡辺篤と田中絹代。
60分に満たない短い喜劇であるが、銀幕からはじめて音が聴こえてくる歴史的な作品として随所に工夫されていて楽しめる。
タイトルクレジットが時代を感じさせない斬新な書体だった。昭和6年とはあるいはそんな時代だったのかもしれない。

2012年3月14日水曜日

佐藤武「チョコレートと兵隊」

神保町シアターで古い映画を観た。
佐藤武監督「チョコレートと兵隊」、1938年製作の東宝映画である。藤原釜足と沢村貞子が夫婦役。夫の勤める印刷所の娘が高峰秀子だ。昭和13年ということは高峰秀子が東宝に移籍して直後くらいの作品か。
この映画、実は近年アメリカでフィルムが発見されたという。アメリカが日本人の国民性の研究のため没収していたためともいわれている。国立近代美術館フィルムセンターに保管されているが、滅多なことでは上映の機会がないため、昨夜神保町シアターに出向いたというわけだ。
題名のチョコレートは明治チョコレートで、今でいうタイアップということか。質朴な地方の生活と戦意高揚と呼ぶにはややのどかな戦場シーンとが交錯する映画であるが、宣伝効果は抜群だったと思う。明治製菓に限らず、昭和の戦争時代、企業という企業はあまねく国策企業だったのだ。
ロケ地は北関東の渡良瀬川付近ではないかと思う。冒頭釣りを楽しむ親子のバックに鉄橋が見える。この風景は今どうなっているのか。