2013年1月14日月曜日

成瀬巳喜男「放浪記」


午前中から思わぬ大雪。
先日借りてきた「放浪記」を観る。
作家として大成した林芙美子の家は中井に残る自宅だろうか。
高峰秀子が林芙美子に成りきった演技には当時賛否両論だったと聞く。
僕は名演だと思っている。
林芙美子の生きざまを身体表現でここまで描いた女優に魂を感じるのだ。

2013年1月12日土曜日

野村芳太郎「砂の器」


もういちど観ておきたい名画といえばもうこれしかない。
秀夫が千代吉に会いに駅に走ってくる。
三木謙一もそれを止めることはもうできない。
今西巡査部長が千代吉に青年になった秀夫の写真を見せる。
「そんな人、知らねえ」と嗚咽する千代吉。
これを泣かずにいられるか。

2013年1月3日木曜日

2013年1月2日水曜日

降旗康男「居酒屋兆治」


大晦日BSで見逃した居酒屋兆治を観る。
兆治とさよの話にフォーカスしている映画だった。原作ではほどよい縦糸になっていた印象だった。谷保のもつ焼き屋に集まる人間模様が味わいある横糸でむしろ映画としてはこちらを期待していたんだけどね。舞台が函館というのもちょっと違和感を感じた。
それにしても伊丹十三って役者としても素晴らしい。