2017年11月12日日曜日

庵野秀明「シン・ゴジラ」

昨年公開された話題作がはやくも地上波登場ということで楽しみにしていた。
巨大不明生物は羽田沖から呑川を遡上する。呑川はかつて大森と蒲田を区境に流れていた河川であるが、今は新呑川と呼ばれ、蒲田側を流れている。
巨大不明生物があらわれたのは蒲田だ。金春、歓迎、你好など餃子の名店はだいじょうぶかと心配になる。
この時代の人たちは昔ゴジラを映画で観なかったのだろうか、なかなかゴジラと呼ばない。政府の対応も後手を踏む。なかなか大人の映画だった。
リヤカーに家財道具を積んで逃げ惑う人もいなかった。みんな大人になっていた。

2017年11月3日金曜日

アンヌ・エモン「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」

久しぶりに映画館に足をはこぶ。
YEBISU GARDEN CINEMA。
実在したカナダの女性作家が主人公だ。高級エスコートガールから作家に転身し、書くほどに自分自身を喪失していく。やがて破滅的に自死を遂げる。
ところどころフランス語の単語が聞きとれる。テレビやラジオのフランス語講座で例文になるような文章。もちろん聞きとれない部分の方が圧倒的だ。
すいすいとわかるようならもっとちがう人生を歩んでいたはずだ。
恵比寿ガーデンプレースではバカラのシャンデリアが点灯していた。