2020年4月29日水曜日

チャールズ・チャップリン「殺人狂時代」

原題は「Monsieur Verdoux」、ムシュ・ベルドゥとはチャップリン扮する主人公の名前だ。
先にヒットした「黄金狂時代」にあやかって付けられた邦題か。
原案はオーソン・ウェルズ。
実在した殺人鬼を主人公に脚本を書き、チャップリンに主演を依頼したのがきっかけだそうだ。
チャップリンはそのとき断ったのだが、後に作品を考案する。
クレジットに“原案 オーソン・ウェルズ”とあるのはこのことによる。
チャップリン映画はいずれもコメディだけでなく、ある種の深みを持っているが、この作品も例外ではない。
重厚なメッセージを含んでいる。

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