もちろん大人になったからといって、計算通り、予定調和的に生きていくわけでもない。
人はみな、大人になる前の乳幼児期を意識的に過ごして成長していくはずなのに、ふりかえってみると奇妙奇天烈な日々を過ごしている。
そしてこうした恥ずかしい日々はすっぽりと記憶から抜け落ちてしまう。
相米慎二は、人間の、不思議な生きもの時代を描くのがうまい。
不完全なものを不完全に表現できることはたいせつなことだと思う。
この映画1980年に公開されたのち、オリジナル版としてその3年後に公開されている。
最初の公開版を観ていないので、どこがどうオリジナルなのかはわからない。
ロケ地は日大二高だという。
そういわれてみるとそんな気もする。
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