阿佐ヶ谷ラピュタまで映画を見に行く。森崎東監督の「時代屋の女房」だ。十年以上前に見ているが、もう一度。
時代屋はかつて大井町に実在した古物商の店である。ロケも主に大井町駅辺りで行われており、懐かしい大井町の風景に出会える。大坂志郎がクリーニング店の店主を演じている。アイロンがけする大坂の後ろを横須賀線の電車が通り過ぎる。西大井駅ができる前のことである。
夏目雅子が買い物する魚屋は二葉一丁目の、大井町線のガード下にあった商店街だ。今は区画整理され、武蔵小山に通じる広い通りになってしまった。
2024年12月10日火曜日
2024年10月29日火曜日
デヴィッド・リーン「戦場にかける橋」
録画してあった「戦場にかける橋」を観た。
たぶんずっと前に観たことはあると思うが、もう忘れている。クライマックスに向かうところなどずいぶん手が込んでいる。それにしてもあの爆破シーンはどうやって撮ったのだろう。ミニチュアか?まさか?
ビルマ(今のミャンマー)まで進軍していたというのは太平洋戦争初期の頃でまだ大日本帝国陸軍がイケイケドンドンだった時代だ。そんな景気よさを南房総七浦村が生んだハリウッドスター早川雪洲が巧みに演じている。
早川雪洲は房州千田の出身である。今の南房総市千倉町の西端に位置する千田、大川、白間津はかつては七浦村だった。白間津は母が生まれ育った集落であり、大川には伯母たちが住んでいた。今もいとこたちが白間津、大川に住んでいる。
早川の実家はあわびの養殖などしていたようである。そのために古くから渡米し、その技術を学んだという。僕の叔父は就職した広告会社を5年で退職し、ニューヨークに渡っている。どこで英語を学んだか知らないが、英語でコミュニケーションすることに抵抗を感じない風土がそこにあったのかもしれない。
たぶんずっと前に観たことはあると思うが、もう忘れている。クライマックスに向かうところなどずいぶん手が込んでいる。それにしてもあの爆破シーンはどうやって撮ったのだろう。ミニチュアか?まさか?
ビルマ(今のミャンマー)まで進軍していたというのは太平洋戦争初期の頃でまだ大日本帝国陸軍がイケイケドンドンだった時代だ。そんな景気よさを南房総七浦村が生んだハリウッドスター早川雪洲が巧みに演じている。
早川雪洲は房州千田の出身である。今の南房総市千倉町の西端に位置する千田、大川、白間津はかつては七浦村だった。白間津は母が生まれ育った集落であり、大川には伯母たちが住んでいた。今もいとこたちが白間津、大川に住んでいる。
早川の実家はあわびの養殖などしていたようである。そのために古くから渡米し、その技術を学んだという。僕の叔父は就職した広告会社を5年で退職し、ニューヨークに渡っている。どこで英語を学んだか知らないが、英語でコミュニケーションすることに抵抗を感じない風土がそこにあったのかもしれない。
2024年2月2日金曜日
千葉泰樹「大番 完結篇」
ラピュタ阿佐ヶ谷で千葉泰樹が特集されていたのをすっかり失念していた。「大番」「続大番」「続々大番」はすでに上映が終わっていた。
千葉泰樹の映画は以前「下町」を観たことがある。原作は林芙美子だ。
『大番』も少し前に原作を読んでいた。映画にしたらギューちゃんは加東大介だなと思っていたら、その通りだった。二枚目役は無理があるが、ギャングから庶民まで幅広い役を演じられる役者である。
返す返すも前3編を見逃したのは残念だ。
千葉泰樹の映画は以前「下町」を観たことがある。原作は林芙美子だ。
『大番』も少し前に原作を読んでいた。映画にしたらギューちゃんは加東大介だなと思っていたら、その通りだった。二枚目役は無理があるが、ギャングから庶民まで幅広い役を演じられる役者である。
返す返すも前3編を見逃したのは残念だ。
2024年1月8日月曜日
黒澤明「生きる」
久しぶりに映画を観た。
いやいや映画をまったく観ていないわけではない。テレビで放映される「インディ・ジョーンズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ホーム・アローン」などは毎度毎度楽しみに観ている。先日も「千と千尋の神隠し」を観たばかりだ。
NHKで黒澤明監督「生きる」を放映していた。志村喬の好演で評価の高い名作であるが、観るのははじめてである。志村の演技にましてすごいと思わせたのは斬新な構成である。映画の後半、一気にたたみかける編集の素晴らしさ。さすが世界のクロサワである。
NHKで黒澤明監督「生きる」を放映していた。志村喬の好演で評価の高い名作であるが、観るのははじめてである。志村の演技にましてすごいと思わせたのは斬新な構成である。映画の後半、一気にたたみかける編集の素晴らしさ。さすが世界のクロサワである。
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