その昔同名の小説を読んだことがある。
シャーウッド・アンダースンが作者だと思っていたが、これは記憶違いで原作はアースキン・コールドウェルだ。
内容は記憶にない。
1930年代、開墾によって発生した砂嵐で多くの農地が耕作不能に陥り、農民が深刻な困窮状態になる。
レスター一家も長年耕してきた農地を銀行に取り上げられる。
「怒りの葡萄」のジョード一家は土地を諦め、西部に望みをかけるが、レスターは(というよりこの映画は)きわめて明るい。
全体としてはかなしい話ではあるけれど、少しだけ明るさを残したラストシーンはこの映画のかすかな救いだ。
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